CoreはCATVインターネットの現場で生まれたインターネット加入者管理システムです。
ブロードバンド環境の普及に伴い、インターネット加入者の増加や回線速度の上昇が進む中、従来の業務にかかる負荷は増加するばかりです。そんな現場の悩みを解決するためにCoreは誕生しました。
導入が簡単!
Coreはパッケージ製品のため、導入が非常に簡単です。クライアントPCにソフトをインストールする必要がないため、導入後すぐに稼動できます。
高いコストパフォーマンス
Coreはオープンソースを幅広く取り入れることで開発コストを大幅に圧縮しています。そのため同様の機能を持つ他社製品に比べて、低コストでご提供できます。
CoreはサーバにインストールするタイプのWebアプリケーションです。またFlashを使って開発されているため、Flashの動くWebブラウザさえあればCoreを起動できます。このため、サーバに接続できる環境であれば、PCを選ばずにどこからでもCoreを利用することが可能です。
既存システムとの高い親和性
CSVデータ登録機能
現在稼働中のCATV加入者管理のデータをCoreに入力する場合、所定のCSV形式になっていれば、データの一括登録が可能です。 データを1件ずつ登録する必要はありません。
DHCPサーバ制御
ケーブルモデムの情報は、DHCPサーバに反映させないと意味がありません。Coreは、dhcpd.confを自動生成し、DHCPサーバへ転送し、DHCPサーバをリセットする機能があります。
サーバ連携機能
現在稼働中のWebサーバ、MailサーバがUNIX系のOSであれば、サーバを入れ替えずにそのままご利用可能です。 Coreはサーバ連携機能を持っており、 アカウント情報、ディスク容量情報、メール転送情報を既存のサーバに登録/変更/削除することが可能です。
ケーブルモデムリセット
Coreは、センターモデム*1に対して、個別のケーブルモデムをリセットする信号を送出することが可能です。 DHCPサーバ制御と組み合わせて利用することにより、専門知識の無いオペレータでも、個別のケーブルモデムの制御が簡単に行えます。
*1 Cisco Systems の DOCSISセンターモデムに限ります。
機能説明
Webブラウザ上で動作
PCを選ばない
Web ブラウザを利用するので、どの PC からでも利用が可能です。特定の PCでないと作業ができないということは無くなります。
データの一元管理
データはサーバ上にあるので、データの一元管理が行えます。PC が壊れてデータが取り出せないということは無くなります。
Flashによる開発で更に便利に
自由なキー操作
今までのWebアプリケーションの欠点は、キー操作が限定されてしまうことです。日常的にコンピュータを使って作業をする方にとって、マウスとキーボードを交互に操作するWebアプリケーションは敬遠されて来ました。Flashは全てのキー操作をハンドリングできますので、利用者に使い易いインタフェースをご提供できます。
画面遷移がない
今までのWebアプリケーションは、ボタンを押す度に画面が 切り替わっていました。Flashを使うと画面が切り替わらず1画面で処理を完結できますので、分かりやすいインタフェースをご提供できます。
Coreの様々な機能
UNIX系サーバと相性が良い
現在稼動中のWebサーバ・メールサーバがUNIXであればどのサーバでもサーバ連携が可能です。
ケーブルモデムの管理ができる
加入者情報とケーブルモデムの情報を管理しているので、データの不一致が発生しません。
DHCPサーバとの連携が可能
DHCPサーバと連携する機能を持っているので、ケーブルモデムの情報を変更したら、その情報をDHCPサーバへ即座に反映する事ができます。
センターモデムとの連携
Cisco Systems のDOCSISセンターモデムと連携できるので、個別のケーブルモデム制御が可能です。
ケーブルモデムの情報表示
SNMPを利用して、ケーブルモデムの情報を取得し、リアルタイム表示する事が可能です。
アクセス制限機能
Coreを利用するユーザ毎に、どの情報にアクセスでき、登録、変更、削除が可能か設定ができます。アクセス制限をもうける事で、不要なデータ更新を防ぐ事が出来ます。
アクセスログ機能
Coreを操作したら、その操作は、全てログに記録されます。もし誰か不正な操作をしようとしたら、ログからその形跡を調べる事も可能です。
問い合わせ管理機能
加入者から電話があった時、その内容を常に記録することができ、過去にどのようなやり取りがあったのかを把握する事が可能です。
通信不調情報管理機能
インターネットに接続できなくて、加入者のお宅を訪問しなければならなくなった場合、その情報を管理する事が可能です。 フィールドを担当する社員向けの画面が用意されていて、そこにはカレンダーが表示されています。 その右側には、カレンダーで選択されている日に、訪問しなければならない(訪問した)加入者の一覧が表示されます。それを選択すると、その詳細な内容が表示され、情報を変更したりプリンターに印刷する事も可能です。
システム要件
本システムは、クライアントサーバ形式で構築され、ネットワーク(Ethernet)を必要とします。 サーバにはデータベースがあり、クライアントから加入者管理データベースへの接続には、Web ブラウザを使用します。 ユーザインタフェースには Adobe Flash を採用しているため、Webブラウザには、Flash Player 8 以上がインストールされている必要があります。
サーバ要件
- OS : FreeBSD または Linux または Solaris または Mac OS X
- データベース : MySQL または、PostgreSQL
- サーバサイドスクリプト : PHP と Perl
- Web サーバ : Apache
- 暗号化 : SSL(オプション)
クライアント要件
- OS : Flash Player 8 以上が動作すれば何でも構いません。
- Web ブラウザ : 同上
- メモリ : 64MB 以上
- Ethernet : 10 Base T 以上